肌の基礎知識

 

肌には、どんな働きがあるのでしょうか?
季節やお手入れの方法によって、肌の状態が変わる事を知っていますか?
肌の働きやしくみを知ると、”どんな目的でスキンケアをするのか” “なぜスキンケアが大切なのか” がわかります。お手入れの意味を知ると、朝・夜のスキンケアが、自分のための素敵な時間になります。

肌とは「表皮」と「真皮」のこと。

肌表面にある「表皮」は、肌のバリア。
外からの刺激が、肌の中に入らないように守る役割と、体内の水分蒸発を防ぎ肌の潤いを守るという役割があります。
表皮の下にある「真皮」は、肌のクッション。
ふっくらとしたはり、弾力を保つ役割があります。この部分の弾力が低下すると、たるみやシワといった肌トラブルが起こります。

 

表皮のしくみと働き

表皮には、一番上から順に、角質層、顆粒層、有棘層、基底層と4つの層で構成されています。
角質層は、ラップと同じ約0.02mmのとても薄い層ですが、角質細胞が潤いで満たされていると外部の刺激から肌を守ることができます。
ただ、角質細胞が潤い不足だと、外部の刺激が肌に入り、敏感になったり、トラブルの原因になります。角質層の潤いは、皮脂腺から分泌される皮脂と汗腺から分泌される汗が肌表面で混ざる事でできる“皮脂膜”。
そして、細胞が生まれてから角質層に変わるまでの過程で生まれる細胞と細胞の隙間を埋める“細胞間脂質”などがあります。
角質層より下の層は、角質細胞になるまでの過程で、準備をしている状態です。
表皮の一番下の基底層には、メラニン色素を作る働きのメラノサイトがあります。
メラニン色素は、紫外線を吸収し、紫外線による肌ダメージから守るため、天然のサンスクリーンと言われています。肌を健康に保つための大切な機能です。

表皮の生まれ変わり”ターンオーバー”

肌は、約1ヶ月で生まれ変わります。
表皮の一番下の基底層では、新しい細胞がつくられています。次々と新しい細胞が生まれ、次々と新しい細胞に入れ替わっていきます。
基底層で生まれてから、肌表面で垢となって剥がれるまでのサイクルをターンオーバー(新陳代謝)と言います。
表皮が傷ついたり、日焼けしても、約1ヶ月で肌が生まれ変わるので、傷がなくなり、肌の色も元に戻り、健やかで綺麗な状態に戻ります。
ストレス、日焼け、不規則な生活、年齢を重ねることなどが原因で、ターンオーバーのリズムが乱れると、カサつき、くすみなどの肌トラブルが起こります。

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