SPF

紫外線とSPF/PF表示

紫外線は、波長の長さによってUVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)の3つに分けられます。UVCはオゾン層に吸収されるため、地表には届きません。私たちの肌に悪影響をもたらすのは、UVAとUVBの2つです。
このUVAとUVBからお肌を守ってくれる指数として、日焼け止め製品にはSPFとPAの表記があります。

UVAとPA

地表に降り注ぐ紫外線の約9割を占めるのがUVA。波長が長く、雲や家の中・車の窓ガラスも透過して肌にも到達するため「生活紫外線」とも呼ばれます。UVAを浴びると、肌はゆっくりと黒くなり、シワやたるみを引き起こします。
PAとはProtection grade of UVA(プロテクショングレイドオブUVA)の略でUVAの防止効果を表す目安の数値です。+の多さがUVAに対する効果の高さを示します。++++、+++、++、+の4段階があります。
PA++++ 極めて高い効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+ 効果がある

UVBとSPF

波長が短いのがUVB。屋外での日焼けの主な原因となるため「レジャー紫外線」とも呼ばれます。たくさん浴びてしまうとすぐに赤く炎症を起こし、メラニンをつくらせ、シミや色素沈着の原因になります。
SPFとは『Sun Protection Factor/サンプロテクションファクター』といってUVBを防止する数値です。
数値は肌がダメージを受ける時間となり、紫外線によっておこる炎症を防ぐ(ダメージを防ぐ)時間を表します。

SPF1=約20分 UVBを防ぎます。
SPF=10ですと 10×20分=200分 UV-Bを防ぎます。

数値は高い方がいいの?

SPFやPA値を高くするためには、『紫外線散乱剤』や『紫外線吸収剤』という、紫外線防御効果のある原料をたくさん配合する必要があります。
これらの原料は紫外線をカットすることには優れていますが、配合することで、塗りごごちを悪くしたり、人によっては毎日使うと原料がお肌に負担になってしまう場合がある、組み合わせが難しい原料になります。
日焼け止めは毎日使う製品になるので、いかに負担なく心地よく使えるかというのも選ぶ際のポイントにしてみてはいかがでしょうか?
摩擦や汗などで日焼け止めは落ちてしまうので忘れずに塗り直しもしましょう。

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