アメリカで一番好きな街はと聞かれたらSanta Barbaraと答えます。 ロスから車で1時間半ほどのところにあり美しい海と後方にはワイン畑と緑の山々が広がり、その間に白い壁にブーゲンビリアが彩り、ハミングバードが蜜を吸いにってくる花々に囲まれた赤い屋根の点在する街があります。
歴史あるサンタバーバラミッション、サンタバーバラ郡裁判所は絵画のように美しく荘厳な建物が街の中心にあります。映画の題名になった街ここに住みたーいと言い続けています。UC Santa Barbara に通い、The Last Life をと夢は膨らみます。
―ドクターピュアラボ―
新大阪近くの入り組んだ一角に事務所を間借りしての始まり2007年の春。 2008年にはグランドビルに移っているのでわずか1年間のことだったのですが私には長い時代だったような気がします。最初御注文いただいたお客様には商品を直接運び対面でお渡しすることを心がけました。お客様の反応を感じお話を伺うことがとても参考になり、貴重な時間となりました。当時のお客様には突然輸入から自社製造、自社卸しに変えるなどの大きな変動にも関わらず、いまだに支えていただいていることに深く感謝しております。
安田には私が社長と呼ばれたくないとか社長室は必要ないというと『何を言っているのですか、社員に香山さんと呼ばせたり、皆と一緒に座りたいなどと、しっかりしなさい、本物の社長になりなさい』と叱咤されたものです。 2021年最後にお会いした時には弱音も吐かずよく頑張っていると言っていただいたのですが。
会社体制、商品の容器等、苦情の方が多い毎日でしたが、なんとか解決しようとする必死の努力をサロンの皆様が見てくださっていたからそれは私自身の力にもなり、まさに会社ごと私も育てていただきました。
―スキンレポートー
スキンレポートも当初は写真を転写し、化粧品の使用方法を説明してFAXでサロンに送り返すという初歩的なことから、のちにスコープを使い写真とアドバイスをシステムに落とし込むという、どこにもない革新的なものに進化していきました。
一時は毎月600件からのレポートが届き2024年7月でレポート件数48,000件に達しました。 アメリカのドクター、日本のドクター、スキンケアアドバイザー、サロンの皆様と一丸になって学び、伝えDRPLシリーズの商品開発に反映することで、商品もさらなる進化を遂げています。 スキンレポートは面倒な作業だった為、何度も挫折し、辞めるべきかと考えた事もありましたが、このレポートがDRPLシリーズを支えドクターピュアラボの礎になっていくとは想像もできませんでした。 2017年ごろ従来のスコープが生産をストップし、部品が揃わないため修理不可能になるとわかった時どうしたらいいのだろうかと皆で悩みましたが、元資生堂でカメラに携わってこられた科学者の福岡先生の発案で現在のピュアラボアプリへと7年をかけて、失意から希望へとアプリは進化してきました。
ピュアラボアプリは48,000件のスキンレポートから得たデータをもとに初歩的なAIとして活用していくというもの。
ピュアラボアプリの使用方法はシンプルになりましたがAIが示したグラフを読み取りカスタマーに示すためにはエステティシャンの知識と伝える力が大きく作用します。 AIに使われるのではなくAIを使いこなすことが重要で、アナウンサーのように流暢に話すことではなく、アプリから読み取ったことを念頭に綺麗になって頂く方法を、DRPLシリーズを通して、丁寧に懸命に伝えることだと思います。ここで撮影された写真はピュアラボコレクションに投稿していただけます。 スキルアップセミナーにてぜひ皆様の努力とその成果を披露していただき、お取り扱いサロン間で共有していただけたらと思います。 ドクターピュアラボは美辞麗句を並べた根拠のない流行り言葉のような成分を取り入れたりはしたくない。
未来を想像しコツコツと確実に美しくなるための化粧品作りをしていくこと、絶え間なく起こる問題に真摯に取り組みサロンの皆さまとの信頼を紡いでいく= それがピュアラボの生きる道だと考えています。
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